なんでも発表会での6年生の生徒さんの成長
- くみせんせい
- 8月31日
- 読了時間: 3分
更新日:9月7日
先日行った失敗の経験をする「なんでも発表会」に参加してくれた、今回1番の成長株で印象に残っている6年生の生徒さんの話をします。少し長くなるので「なんでも発表会」に参加してくれた、長く通ってくださっている生徒さんがどう成長しているのか、興味のある方はぜひ読んでいただきたいです!
彼女は教室に通って5年半になりますが、実はずっとなんでも発表会には参加していませんでした。保護者様からは「出たくないと言っています」と理由を伺っていました。
私としては生徒さん全員に参加して欲しいと思っているのですが、出たくないものを無理に参加させるのも良くないと思って、これまで毎年欠席を了承していました。
なんでも発表会では小学生の生徒さんに司会進行をお願いしているのですが、今回は6年生の彼女にダメ元で司会をやってくれるようにお願いしてみました。少し考えてくれたようで、「司会はやっても良いけど発表はしない」という返事が返ってきました。
そこで私は、なぜなんでも発表会には出たくないのか?理由を聞いてみたところ「何をやれば良いか分からないから」と言うので、「だったら先生と連弾しない?」と、比較的簡単でそれほど練習しなくてもすぐできそうな曲を提案してみました。すると「それならやってみようかな〜」と言ってくれましたので、早速レッスンの時間内で連弾の練習をして一緒に準備をしました。
というわけで、なんでも発表会には6年生にして初参加でしたが、当日は司会も発表もバッチリやってくれました!正直今まで拒否していたから司会も断られるかも💦と思っていたので、司会も発表もやってくれてとても嬉しかったです❣️
なんでも発表会は「自由に好きなことをやって良い」「何をするのか自分で決める」という方針で行っていることもあり、何をやれば良いか分からない、思い付かない、考えられないという子にとっては不自由で困ることなのかも知れないです。生徒さんが参加を拒否していたのも、これが理由にあったようです。
保護者様からは前から「普段学校でも人前に立つことを避けている」「緊張することはやりたくないと思っている」と伺っていました。しかし、今回司会を依頼したことをきっかけに、なぜ出たくないと思うのか?話を聞き、こちらから少し選択肢を作り提案して、背中を押してあげれば挑戦できるということが分かり、成長が感じられました。
人はすぐに変われることもありますが、時間がかかることもあります。ピアノもすぐに弾けるようになるわけではなく、時間がかかります。長く続けることが前提のピアノという習い事は生徒さんと長い付き合いになることが多く、私たち講師は生徒さんの成長に大きく関わることができます。
なんでも発表会も「自己肯定感を高める」「自己決定力を身に付ける」ことを目的に行っていますが、これらの力もすぐにではなく少しずつ身に付いていくもの。彼女の成長はずっとピアノを続けて来てくれたからこそだと信じています。これからも色々な場面で活躍してくれると良いなと思います😊
ピアノを習うことでお子さんが自信を持って発表できるようになったり、色々なことに挑戦できるようになって欲しいあなたからのお問い合わせをお待ちしています!


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