楽譜を読むのが苦手なので音の名前を書いても良いですか?
- くみせんせい

- 10月16日
- 読了時間: 2分
音符がスラスラ読めないうちは、楽譜にドレミ〜と文字を書いても良いのかな?と思うことはありませんか?確かに書いておいた方が早く弾けるようになるから楽ですよね。
私は生徒さんには、楽譜が読めるようになるために基本的に音の名前は書かないように
話をしています。なぜかというと
まだ簡単な曲で音符の数が少ないうちは良いけど、曲が長く難しくなったり、新しい曲を弾くたびに書くのは大変だし、文字ばかりになって逆に楽譜が見にくくなる
読めない音符ではなく読みやすい文字の方を読んでしまうので、なかなか音符が読めるようにならない
楽譜には音(ドレミ)以外にもテンポ、強弱、どのように弾くのか(音を切って弾くのか、なめらかに弾くのか等)など、演奏する上で必要な情報が書かれているので、文字を書くことで他の情報が見にくくなる
例えば同じドの音であっても色々な高さのドがあるので、文字を書いたところでどの高さなのか分からないし、文字だけ書いてあってもリズムが分からないので意味がない
という理由があります。
基本的にはドレミを書かない方が早く読めるようになりますが、どうしても分からない音やまだ習っていない音が出て来た時など、部分的に書くのはありだと思います。私もどうしてもすぐには分からない音だけ書くこともあります(笑)。
先日も音符を読むのが苦手な生徒さんが、今練習している曲の楽譜を家でコピーして、コピーした楽譜の方に自分でドレミを書いていました。誰かに言われたわけではなく、自分で考えてやっていたと保護者様から伺いました。自ら努力できて素晴らしいです!
音符を読むのに時間がかかってなかなか弾けなくて嫌になってしまうくらいなら、こういう方法もありだな〜と思いました。
弾けるようになったら後から消せるように鉛筆で書いておいたり、コピーではなくて何も書いてないテキストの方を見て弾けば良いですし、慣れてきたらだんだんその作業を減らしていけばOKです♪
楽譜が読めるようになる方法は一人一人違います。私と一緒に見つけていきましょう!
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